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December 27, 2005

『東京奇譚集』(村上春樹)『シンクロニシティ』(F.D.ピート)『エンジェルエンジェルエンジェル』(梨木香歩)

1.『東京奇譚集』(村上春樹)
2.『シンクロニシティ』(F.D.ピート)
3.『エンジェルエンジェルエンジェル』(梨木香歩)

ーーー本や学んだことを軸にまとめて、マインドマップを作ろうと思う。
とりあえず最近の読書と考えから。ーーー

もうこれしか世界にどこまでも未開なテーマはないんじゃないかとも思う。くらい最近こればっか(笑)。
いわゆる霊的な、あやしいモノ、目に見えぬとんでもない力の話である。
こういう系の話は、「非科学的」「ありえない」で一蹴できてしまうからこそ「奇跡的」という価値が生じる。
感動を食欲のごとく貪欲に求める現代人にもってこいのネタなのだろう。

信じる、信じないの問題ではない。それは副次的な効果の話だと思う。
ふつうこのような話を書くときに、自分の立場をどちらか明記する必要があるようなそんな強迫観念があるが、おれはどうだっていいと思っている。
ようは同じ現象の、捉え方ーそのときの心の状態の違いなのだ。

上の何文かを平易にすると
「たいせつなものはね、目には見えないんだよ」
「目に見えるモノの中でも大切なモノがあるだろうに。」
「ま、どういう目を持っているかの違いなのだよ。」
という会話に帰着する、まぁ、くだらない話なのだよ。

そんなわけで冒頭の3冊に共通するのは、すべて変なーありえなそうな出来事の話であるということだ。
目に見えない何らかの力が働いたとしか思えないような偶然の出来事と言ってもいいかもしれない。
それに、どんな価値があるのか、それは「情報」とどのような関係にあるのか、が最近の僕の嗜好(思考)テーマである。

ここに、このジャンルを敢えてこういった用語で括ろうと思う。
『心(神)的影響力・霊的、呪術的なもの・オカルト』

いや、でも、おもしろいんだよ。こういうのって。時間の無駄だと思うかい?

東京奇譚集から.

老人は首を振り、煙草の灰を灰皿に落とした。「ご存じのように、すべての水は与えられた最短距離をとおって流れます。しかしある場合には、最短距離は水そのものによって作り出されます。人間の思考とは、そのような水の機能に似ております。私はいつもそういう印象を抱いてきました。(以下略)」 (中略) 「ときとして私たちは言葉は必要とはしません」と老人は言った。 「しかしその一方で、言葉は言うまでもなく常に私たちの介在を必要としております。私たちがいなくなれば、言葉は存在意味を持ちません。そうではありませんか?それは永遠に発せられることのない言葉になってしまいますし、発せられることのない言葉は、もはや言葉ではありません」 「そのとおりですね」と私は言った。 「それは、何度も繰り返し考えられる価値のある命題です」 「禅の公案のように」

http://ja.wikipedia.org/wiki/ニューエイジ
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0805.html

投稿者 AZZIE : 09:49 PM | コメント (0)